エコグッズが良い例ですが、企業にとっては新しく大きな市場ができただけ、という考えの人もいます。確かに、ある面でそれは正しいと言えるでしょう。
例えば、エコグッズとして売られている商品があるとします。その商品が真にエコ商品なのか?CO2削減に本当に貢献しているのか?しっかりと見極めて購入する人は少数でしょう。また、生物分解可能であっても、分解されて有害物質に変わる物、天然素材から作られていることを売りにしていても、その植物が大量の農薬漬けであったら全く意味がありません。
そして、それは消費者の立場からは読み取ることできない工程での出来事なのです。
だからこそ、提供する側は製造工程を広告やHPでしっかりとアピールし、消費者は表示ラベルや成分の知識も持っておきたいところです。
つい先頃、某大手電機メーカーの子会社が省エネ効果の高い素材を使用していない冷蔵庫に対して、CO2の削減効果を偽っていた問題が紙面を賑わせました。
その少し前には、某製紙会社が年賀はがきの古紙配合率を偽っていた事が明らかになりました。その事実ばかりではなく、「国が望む古紙100%はうちの技術では無理だった」と開きなおっていたところが、この問題の根深いところだと感じました。今回の偽装の背景には、エコポイントや古紙の再生率など、国が現在の技術で可能かどうかを抜きにしてハードだけを高く企業に課したことが原因ではなかったのか?と考えます。
もちろん、消費者を偽る行為は許せません。
しかし、古紙100%の再生紙が却って環境に負荷をかけるのであれば、もっと早期に国と業者で意見交換による刷り合わせが必要だったと思うのです。
エコ商品の宣伝文句や、インターネットのブログや掲示板では様々な情報が飛び交っています。
その中で正しい情報を入手するのは、なかなか困難とも言えます。
例えば、エコ箸でさえ警戒しなくてはならないところもあります。割箸はまだ国内の間伐材を使用していると思われている方や、素材が木だから土に還ってエコだろうと主張されている方の他に、土に還る割箸の広告を出している業者もあるようです。
しかし、現在割箸は中国から輸入した木材から作られており、小さな孔から消毒された時の毒素が出るとその安全性が問題になっています。割箸の原材料は確かに木や竹ですが、樹脂で加工してありますので、土に還る事はないはずです。
個人的には、何かを買う時や導入する時には、企業や業者の言っていることを鵜呑みにするのではなく、それを使用している人のレビューや声を集めて客観的に判断する方法をお勧めします。